春でございますね。
お屋敷の庭園でも花々が美を競いあい、
声高らかにコーラスでも歌っているようです。
そのような中から今回はチューリップの姿をおさめてまいりました。
チューリップと申しますとオランダの印象が強いのですが。
それより以前、オスマン帝国で愛された花でもございます。
特に名君メフメト2世は自身でも育てるほどで、
多くの装飾品にもそのモチーフがつかわれております。
お嬢様におかれましても。
この春、かような名君にならい園芸を楽しまれてもよろしいかもしれませんね。
藤堂が花には優しく、お嬢様には厳しく
指導いたしますので。