中華なまとば。

ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

私は今、港町の中華街に来ております。
遊びに?いやいや違います!
買い出しでございますよ。
朝から小籠包はいただきましたけれども!
業務の一環でございます!

いつも賑やかな通りも、この情勢下で何軒もなりを潜めております。
営業を停止する貼り紙があったりなかったり。
閉店しているのか店を畳んでしまったのかわかりませんね…。
おや、肉まんを売っているお店がございました。
買い出しのついでに折角ですからいただくと致しましょう。

どんどん進んで行くとおや、店の中で洗濯物を干している店員がいますね。
商売しているのか生活しているだけなのか?
…営業中の札は出ている様ですが怪しいですね…。
入るのは見送りましょう。
でも隣で売っているゴマ団子はいただいておきましょう。

おお、杏仁ソフトクリームがございますよ。
杏仁豆腐は私の大好物でもございます。
お札で支払いを済ませようとしたら
「細かいお金あるか?」
と聞かれました。

!!…おのれ…!客に対して何と無礼な!

などと怒ってはいけません。
同じ内容の中国語を話せるかと言われたら赤井以外の使用人は話すことができないでしょう。
彼らが生活の為に必死で身に付けた日本語なのです。
そしてそんな大味なところが中華街の魅力の一つであると私は思うのでありました。

ああ!お腹も一杯になったところで帰りましょうか!
え?ただ食べ歩きをしただけじゃないかって?
滅相もない!
今回買い出した物品はお嬢様には内緒でございます。
またお披露目する機会がございましたら是非…。
本当に飲茶しに出掛けただけではこざいませんよ!

…これは隈川のことを食い意地がはっていると馬鹿にできませんね。

それでは本日はこれにて。