明石太郎先生へ

お嬢様、お坊ちゃま。
奥様、旦那様。
ご機嫌麗しゅうございます。
才木でこざいます。

気づけば年が明け、
瞬く間に一月も終わりにございます。
今年も沢山のことに
挑戦していければと考えております。
お付き合いいただければ、幸いでございます。

さて、年末のカウントダウン配信では
明石太郎先生脚本のコントを
明石と共に披露いたしました。

二人で考えた部分も多少ありますが、
殆どそのままに行いましたので、
皆様にも氏の奇才っぷりを
存分に味わっていただけたのではないかと。

明石も練習を繰り返す内に、
こだわりが増してきたようでして、
あーでもないこーでもないと
多くの時間を費やしました。
とはいえ専ら何が悪かったという訳ではなく、
自信の持てない明石を私が
鼓舞しているのが大半ではありましたが。

「これで大丈夫なんですかねぇ……」
「大丈夫だよ! 自信持て!」

のような。

その甲斐あってか、
皆様からお褒めの言葉を多くいただき、
非常に嬉しゅうございました。
ありがとうございます。

是非またと思いますが、
全ては明石太郎先生次第であります。
もしよろしければ明石を通して、
励ましのお言葉を賜れればと存じます。
その暁には、先生の筆が乗りまして、
新作をお届けする機会が早く訪れるのではないかと。

ギフトショップにてお仕えしている加藤もそうですが、
ヴァンドゥールの後輩達は特に、
独特の感性を持ち合わせておりますね。
言葉を交わす程にその面白さが増し、
彼らが何を考えているのか知りたくなります。

ギフトショップにお立ち寄りの際は、
お嬢様方もお声がけいただければと存じます。
私も彼らが表舞台にて、
その才能を発揮出来るよう精進して参ります。
お楽しみになさってくださいませ。
何がよろしゅうございますかね。

加藤は今後探っていきたいところでございます。
明石はお魚選手権でも開催すれば、
出場してくれるでしょうか。

私は、猫も女装もあれですが、
ペンギン選手権でもあれば参加したいものでございます。

本年もよろしくお願いいたします。

才木

とあるクッキー

(2×××年、某所にて)

上司、「おい、君が発注したこの大量のクッキーどうするつもりだ!?」
部下、「申し訳ございません」
上司、「謝って済む話じゃないぞ!」「全て廃棄するしかないな」
部下、「そ、そんな、、」
上司、「じゃあ君が全て売りさばくのか?」
部下、「いや、それは、、」
上司、「だろ。それにな、こういうクッキーは今の時代、目新しくとも何ともないんだよ」
部下、「すみません、、」
上司、「ったく、取り合えず処分は明日言い渡す。分かったな!」
部下、「、、、はい」

部下、「はぁ、どうしよう。目新しくも何ともないかぁ、、、、いやまてよ!」「○○さーん!!」

(とあるアパートにて)

明石、「どんどん!」「おい染瀬!」
染瀬、「なんだい明石君こんな夜遅くに。一体どうしたんだい?」
明石、「クッキーだよクッキー!昨日君に貰ったあのイルカのクッキー、どこで手に入れたんだ?」
染瀬、「ああ、それならすぐそこのコンビ二さ」
明石、「えっ、そこの?売ってたっけ?まあいいや、明日買いに行こう」

(2×××年、某所にて)

部下、「この案どうですか?」
上司、「なるほど、悪くないかもしれない。経費は掛かるが廃棄するよりはましだ」「では準備出来次第、出発してくれ」
部下、「はい、わかりました!」

(某コンビ二にて)

明石、「あれーおかしいな、、どこにも見当たらない、、、仕方ない聞いてみるか」「あのー、このくらいの大きさのイルカのクッキーって置いていないですか?」
店長、「ああ、白イルカのクッキーですか。それなら完売いたしました」
明石、「えっ、完売?もう販売しないんですか?」
店長、「んー、、それがですね、どうやら訳ありの商品らしく、私も次いつ販売できるか分からないんですよ」
明石、「なんですかそれは!?」
店長、「いやー私も詳しいことは分からなくて」「それにしてもお客様でもう20人目ですよ」
明石、「えっ?他にも聞きに来た人がいたのですか?」
店長、「ええ」
明石、(皆、その味に魅了されて聞きに来たんだ)
   「他に、販売しているところ知らないですか?」
店長、「分からないですねー。まあこれ以上の事は本社にお問い合わせください」
明石、「、、、分かりました」

(某コンビニ本社にて)

社員、「この奇妙奇天烈な味わい、分かりました。うちで取り扱いましょう」
 男、「ありがとうございます」
社員、「しかし残念です。こんなに美味しいのに期間限定で、さらには限られた店舗でしか販売できないなんて」
 男、「申し訳ございません。我々にも事情がありまして」
社員、「そうですか、ではクッキーのレシピを買わせて頂くのは可能でしょうか?」
 男、「それも申し訳ございません」「それに、、、、」
社員、「それに?」
 男、「いや、なんでも無いです」「今回はこの契約でお願いします」
社員、「まあ仕方ないですね。では来週からお願いします」

(とあるアパートにて)

社員、「お電話ありがとうございます、株式会社○○、○○が承ります。本日はどのようなご用件でしょうか?」
明石、「先日そちらで購入させていただいた、白イルカのクッキーという商品について伺いたいのですが」
社員、「白イルカのクッキーでございますか」「大変申し上げにくいのですが、こちらの商品は販売終了いたしました」
明石、「えっ!終了?もう販売しないんですか?」
社員、「はい。数に限りがあったそうで、、、」
明石、「ま、また作ってもらえばいいじゃないですか」
社員、「どうやら、そういうわけにもいかないようで、、」「申し訳ございませんが、これ以上は我々も分かり兼ねますので失礼いたします」「ガチャン」
明石、「えっ!?」

染瀬、「明石君、どうだった?」
明石、「ダメだった。唯一分かった事といえば、どうやら白イルカのクッキーには口外出来ない秘密があるようだ」
染瀬、「秘密ねー、、でもそんなに美味しかったのかい?」
明石、「美味しかったってもんじゃないよ!今まで口にしたことのない味だった!この世のものとは思えないほどにね」「私の予想だと多分あれは本物の白イルカを使っているんじゃないかな」
染瀬、「まさか」
明石、「じゃあ君はどう思う?」
染瀬、「食べてないから味は分からないけど、実は未来の食べ物だったりして!」
明石、「おいおい、染瀬君。そんなわけ、なかろうて(笑)」
染瀬、「いやー分からないよ。この世は広いからね」

染瀬、「でもそんなに美味しいなら食べたかったなー」

お嬢様、お坊ちゃま、ご覧いただき、ありがとうございます。

ちなみに今回のお話しも例によってある作品のパk、、オマージュでございます。しかしこの場にて、その作品を紹介させていただくのは、あえて控えさせていただきます。

では、これにて失礼いたします。

(2888年、某所にて)

部下、「いやー良かった良かった」「何とかなりましたね」
上司、「まあ今回の事は大目に見てやる。今後は気を付けろよ」
部下、「はい!」「でもあれですね。過去に行ってこれだけ売れるなら、今後は過去に市場を広げてもいいんじゃないですか?」
上司、「馬鹿言え。過去に行くのにどれだけ費用が掛かると思っているんだ!」「時空旅行には税が掛かり。タイムマシーンは勿論、燃料を借りるのも自社負担。今回あれだけ売ったのに利益なんて雀の涙だ」
部下、「そうだったんですね、、」
上司、「ああ」「まあ分かったら、次は今の時代に売れる商品を考えることだな」
部下、「はーい」

終わり。

虎の威を借るハム

明けましておめでとうございます。桐島でございます。
2022年もパワフルにお嬢様様にお仕えする所存でございます。
もちろん富田も同じでございます。
という事で、富田にも新年すぐにプロテインをあげました。
もちろんハム用のものでございますが。

意外と気に入ってくれてるみたいでございます。

それではお嬢様、今年一年もよろしくお願い致します。

懐かしい洋食。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。
的場でございます。

時々子供の頃いただいた懐かしい洋食を食べたくなる時がございませんか?
「幼少の記憶が甦る様な、童心に帰ることができる様なごはんが食べたい!」
この度お出ししたハヤシライスクレープもその様な思いから生まれたクレープでございます。

ハヤシライスクレープはキュイジニエの青木が口では面倒くさがりながら、
しかして丁寧に美味しく仕上げて下さいました。
その美味しさはほっぺたが落ちること山の如しでございます!
もうギフトショップでもお手に取っていただけますので是非是非ご感想をお伝え下さいませ。

私は洋食が大好きでございまして、大人になってからも「お子様ランチ」の大きいヴァージョンのものを作って食べたりしておりました。
お嬢様もよくお召し上がりになるであろう「カレーライス」(古くはライスカレー)や「コロッケ」も洋食でございますね。
今でも「オムライス」や「ハンバーグ」はよく自身で作る事がございます。

他に懐かしい洋食は何でしょう?
ピラフは如何ですか?
もう「ピラフ」という単語自体、聞くこともない様な気が致しますね。
チャーハンよりもあっさりしていて炒める、というより具材と共に炊いていた様な記憶がございます。
あとは最近聞かないシリーズでいくと「カツレツ」などもございますね。
スライスした肉を使用致しますので、今より貧しい時期は時折揚げて食したものでございます。
「エビフライ」や「カニクリームコロッケ」も作る事はございますが、揚げ物は手間がかかるのと、眠くなりやすいので控えめにしております。

つらつらと思いつくまま洋食を並べてみましたが、お嬢様の「懐かしい」はどこかで見つかりましたか?
…見つからない?
私が大正生まれだからでしょうか?
(大正生まれな訳がないのでは!?と思ったお嬢様はカウントダウン配信をご覧下さいませ。
な、何と1月14日までご覧になっていただけるのでございますよ!)

それでは本日はこれにて。