存分に空想を

椎名でございます。
先日雪が都内でも降りましたが、翌日は路面が凍結し、交通機関の乱れもありご帰宅のお嬢様の足にも影響があったと聞いております。
かく言う私も・・・

凍結した路面で足をすべらせ、盛大に転んでしましました。
全く情けの無い話でございます。
転ぶなど、いつ振りのことでしょうか。
すべった瞬間目に映る光景がスローモーションになり、飛び散る火花。
「ああ、転ぶとはこんな感覚だったな・・・」などと悠長に思考を巡らせておりましたが、後からやってくる体の痛みに思わず悶絶いたしました。
お嬢様方は、大丈夫でございましたか?

さて、先日1月の新宿でのイベントではたくさんのお嬢様にお越しいただきました。
この場を借りて御礼申し上げます。

私も未熟ながら伊織の詩の朗読をさせて頂きましたが、なにぶん3、4日で仕上げなければなりませんでしたので、短時間の中で久々にどっぷりと文と向き合う事ができました。
脚本と向き合う際、私には決まってまず行う事があります。

それはただただ「黙読」する事です。
決して「これから自身で朗読するから」などの先入観を持たずに、普通に作品を楽しみます。
頭の中で一杯に作品の情景を想像しながら楽しむのです。

反対に先に声に出してしまいますと、その自分の「音」が自由な発想の妨げになってしまいます。
ですので、十分にイメージが膨らむまで何度も何度も黙読を繰り返します。
映像のようにイメージが膨らむ事もあれば、場合によっては自分ではない別の俳優の声で朗読が再生される事もあります。

存分に想像できたら、今度はそれを自分の声で膨らますのです。
特に今回は時間が掛けれませんでしたので、じっくり想像する、といった事は出来ませんでしたが、それでも一日は黙々とただ伊織の作品に目を落としていたように思います。

私流のやり方ではありますが、お嬢様ももし朗読をされる機会がございましたら、参考にしていただければ幸いでございます。