「部活の話」

執事やフットマンだけでなく料理人に庭師まで、当家にも使用人が数多くおります。
いつもはそれぞれ違う職務に就いている彼らですが、部活動では同じ趣味を持つ仲間して共に息抜きをしております。
当家には多くの部が存在していますが今回は部員4人のワイン部を紹介いたしましょう!!

豪徳寺執事を中心に、私大河内、神谷、長門で活動をしており、これが昨年の12月に行った勉強会の様子です。

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それぞれワインを持ち寄りテイスティングいたしました。
2時間もあれば終わるだろう・・・とたかをくくっていたのですが、予想以上に熱が入ってしまい、時間を気にすることなく進めていたらあっという間にオーバーしてしました。
この日は途中で、ティーサロンから戻ってきた藤堂執事にもワインを飲んでもらったりと楽しい時間となりました♪
一人で飲んでいたら得られない感想を共有できるのは本当に勉強になりますね!

さて一方。皆と一緒ではなく、個人的にも昨年は多くのワインを飲みましたがその中でも強く印象に残っているものもついでにご紹介いたします。

◆赤 チェルバイオーナ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ06

イタリア、トスカーナのワインです。
楽器の修理の帰りに偶然ワインバーで飲んだのですが運命的でしたねー。
あまりの美味しさにしばらくの間「チェルバイオーナ」は自分の中で特別な単語になりました。
それまでどうしても一段下にみていたイタリアワインを見直すきっかけになり、目を向けさせてくれました。
継ぎ目のない一体感のあるしなやかなワイン。香りも絶え間なく立体的に湧き上がってきます。素晴らしいワインでした。
このあと年を越えて今に至るまで、私の中でイタリアワインブームが到来しています!!

◇白 ラモネ シャサーニュモンラッシェ 1er cru レ・リュショット08
昨年はお屋敷の白でインパクトのあるワインに出会うことが多く、色々と考えさせられたのですが、一つ答えを出してくれたのがこちらのワインでした。
純粋に美味しさという意味でしたらもっと美味しいワインを飲みましたしもっと価値のあるワインも飲みました。
ただ、自分がワインを飲み始めて一番最初に好きだと思ったブルゴーニュ白の美味しさを改めて示してくれたのがこちらのワインでした。
そう簡単に答えがでるものでもないのですが、やはりこの突き放すような寄せ付けない雰囲気はいいですね。

どちらのワインもとりあえず数本キープしたのですが・・・セラーから溢れかえっております!!
ある程度冬の間に飲んでしまわなくてはいけませんね!!

いつもセラー容量と戦っている私をみているので、湯島はいつも「セラーに入らない分預かろうか??」と言ってくれるのですが。
絶対に中身が水で返ってくる気がしてならないので信用しておりません。