気づいたら4年目

この空気の香り、肌を刺す寒さの感覚、懐かしく思います。
お屋敷の門を叩いて、3年という年月が経ちました。

今年は大きく変化する年でございましたね。
同じ頃にティーサロンにやってきた使用人は皆、ある者は旅に出て、またある者は大旦那様の命を受けて執務の場を変えました。

元気にしているでしょうか?

やっぱり少し寂しくなりましたが、気にかけてくださる先輩方や、真面目に執務に取り組む後輩の姿を見て、自分もやらねば!と後押しされました。

懐かしい思い出を忘れてほしい訳では無い、むしろ、心のどこかで彼らのことは覚えていて欲しいのですが、今、ティーサロンにて仕える使用人達にお嬢様方にも沢山目を向けて頂きたいのです。

私も過去を振り返り、『あの人はこうだったな』や『あの人とのあのやり取り、懐かしいな』と思うことが多くございました。

単純な事だからこそ勘違いしてしまうのか、
今いる人たちは各々のアイデンティティがあるわけで、他人の物差しで測ることは個性を殺しているような気が致します。

こう文面で見れば理解できるのですが、無自覚に物差しを突きつけてる自分がいた、そんな年になりかけておりました。

分かりきっているからこその再確認!
各々使用人にはお嬢様方にお届けできる長所がそれぞれ沢山ございます。

もちろん、人間ですからパズルみたいに合う合わないはあるかと存じます。
それは仕方のないことです。

しかし忘れないでいただきたいのです。
使用人一人ひとりが各々の思う1番の給仕を日々、試行錯誤しながら努めていることを。

まぁ、私が言うまでも無いことだとは思うのですが、この1年を振り返っての独り言だと聞き流してくださいませ。

さて、4年目。
私にできることをさらに探求。でございます。

羽瀬