百合野的紅茶の淹れ方その③ 鮮度とレシピ

さてさて、紅茶に関して2回ほど日誌を書かせていただきましたが今回で最終回でございます。

こちらの日誌からご覧になられたお嬢様は先に
『百合野的紅茶の淹れ方』の
1回目と2回目をご覧になられるとわかりやすいかもしれません。

今回は『紅茶の鮮度とレシピ』についてお話させていただきます。

初回にお伝えしましたが美味しい紅茶を淹れるポイントは

・茶葉とお湯の量のバランス
・茶葉の鮮度
・お湯の温度
・抽出時間

でございます。

諸説ございますが、紅茶を淹れる際の「ジャンピング」や「ゴールデンドロップ抽出」よりも何倍も大切だと思っております。

では早速
「茶葉の鮮度」

についてお伝えいたします。
大切なのは

・購入してからどれくらい立っているか
・保存方法は正しいか

でございます。

賞味期限とは別で、高温多湿に弱い紅茶葉でございます。
直射日光は避け、冷暗所で保存をし密封された状況での管理が望ましゅうございます。

こちらを守れば賞味期限を過ぎたものでも味が劣化しない可能性がございます。
※賞味期限を過ぎても必ず大丈夫というわけではございません。

逆も然りでそちらが守られておりませんと、期限内でも味が劣化いたします。

特に茶葉の近くに香りの強いものを置いてしまいますと香りを吸ってしまう習性がございますので、香気が劣化いたします。

では、実際茶葉が劣化するとどうなるかと申しますと

・抽出してもなんとなくお湯の味が残る
・味に深みが出ない
・香りが弱い、もしくは香りが整わない

という現象が起こりますので、一つ参考にしていただけたらと思います。

※補足
逆に…
茶葉には香りを吸う性質がございますので、消臭剤の代わりとして使われている方もいるそうでございます。

余談でございますが、海外メーカーの茶葉などは輸送、そして代理店などでの管理の期間もございますので、新品で購入した場合でも若干劣化している可能性がございます。

最後に

「レシピ通りに淹れているけれど美味しく感じない場合の対策」

をお伝えいたします。

今まで知識的な事ばかりお伝えしておりましたが、きちんと淹れていても美味しくないと感じる場合への対処をご案内いたします。

・茶葉とお湯を指定の量入れる

・茶葉入りの状態で、2分→3分→4分…と抽出しながら少量ずつ味見をする。

こちらでお好みの味や理想の味に近づくはずでございます。

そちらが確定いたしましたら、次回からはそのタイミングで茶葉を抜けば、お好みのレシピが作れるという事でございます。

逆にこちらでも美味しいタイミングが存在しない場合は茶葉が劣化している可能性がございます。

また、抽出方法がティーバッグの場合は抽出中にティーソーサーなどでフタをするだけで美味しくなる可能性がございます。

ぜひお試しくださいませ。

以上、
『百合野的紅茶の淹れ方』でございました。

何度もお伝えしますが、あくまで私の主観での紅茶に対する知識でございますので、ご了承くださいませ。

3回に渡りお付き合いくださいましたお嬢様、誠にありがとうございました。

少しでも紅茶の事を好きになるきっかけが作れましたら幸いでございます。

ではまた、ティーサロンでお待ちしております。