童心に帰る

お嬢様、お坊ちゃま
ご機嫌麗しゅうございます。

今年の花火はご覧になれましたか?
私は残念ながら拝見しておりません…
そんな私の花火の思い出話を書かせて頂きます。

私が初めて花火を拝見致しましたのは、
私の故郷で毎年開かれる花火大会で御座いました。
失踪癖のある私は六つになるまではお留守番を任されておりましたので、
それまでは花火の音を聞くだけで御座いました。
六つになる年を迎え、ようやく花火を目の前にした私は、
花火の美しさより爆発音と空気の振動にただ唖然としておりました。
クライマックスで天を覆う程の菊星が夜空に咲き、
花弁がこちらに落ちてくるのではないかとドギマギ致しました。
聞こえてくる音が、花火の音なのか自身の心臓の音なのか手で確認した覚えがございます。
今も尚、
花火を拝見しますとあの時の記憶を思い出し、
人目を盗んで胸に手を当てております。

ふと思いついたのですが花火に花言葉をお付けになるのでしたら、お嬢様方はどのような言葉をお付けになるのでしょうか…
Filed under: 日向 — 22:00