古い

先日電車で移動していた際、向かいに座っていた老紳士の鞄が非常に美しく、目が奪われてしまいました。


やぼったいデザインでしたし、決して高級品という訳でもなさそうでしたが、とにかく使い込まれた皮革のエイジングが素晴らしく、強い存在感と説得力を有しておりました。


それだけ使っていながらもクラックもないところを見るとしっかり手入れもされていたのでしょう。



すごいスピードで移り変わる流行に身をおき、心を晒し、感じることも、楽しさではございましょうが、長く使えるものを手元に置き共に老いることも幸せでございましょう。


ワイン、ウイスキー、ブランデー、ラム、お酒にも同じことが言えますが、ただ時間でしか産み出すことができない美しさもございます。


そしてそれは、人間も同じでしょう。
鉱石が長い時間のなかで生まれるように、ワインが純度を増すように。
これからも長い時間のなかでお嬢様方と代えがたい思い出をたくさん作れたらなら幸いです。
Filed under: 大河内 — 22:00