廻り巡る

やはり花粉に苛まれております。
櫛方でございます。

実はこう見えて浮世絵が好きです。





と言う事でございまして、少し前になるのですが楽しみにしておりました「大浮世絵展」を観に、少々お屋敷から離れまして江戸東京博物館に足を運ばせて頂きました。

これはなんとも胸が熱くなる…


<!…以下追記…>


どの浮世絵師も好みではございますが、今回は特に敬愛する葛飾北斎、そして歌川国芳の絵を間近で拝見できるチャンスにございました。

もとより絵画は好きでございましたが、前に開催されておりました「国芳・国貞展」にてより深く心を射抜かれて以来、浮世絵の魅力に取り憑かれてつい追いかけてしまいます。


率直な感想を申し上げますと…

非常に濃くて浮世絵の魅力、そして歴史に深く浸かれる展覧会でございました。
非常に。


深い内容になりますが有名なものでいうと北斎の

富嶽三十六景「凱風快晴」(通称:赤富士)
同じく三十六景「神奈川沖浪裏」
はやはり実物はとても迫力がありました。
とても繊細、それでいて美しい色使い。
語彙力を奪われる程の景色がそこにございました。

その中でも
富嶽三十六景「五百らかん寺さゞゐどう」
諸国滝巡り「木曽路ノ奥阿弥陀ヶ滝」
がとても美しくて個人的に印象に残りました。
平面で有る故の表現方法、技法もさることながら、
全てが纏まっておりただただ感動いたしました。
これが「ジャポニズム」の真髄…!

うっとり…

他には写楽の「大谷鬼次」を初めて生で拝見させて頂いたのが非常に嬉しく、
国芳の「相馬の古内裏」(に描かれた「がしゃどくろ」)が観れなかったのが少々残念ではございましたが、
歌川広重の「東海道五十三次」を真似て描かれた「猫飼好五十三疋(みゃうかいこうごじゅうさんびき)」
東海道の道の駅の名をもじり猫で描いたこの絵にとても癒されました。

稀代の猫好きと謳われた国芳が描く猫はとても可愛く、眺めてるだけでほんわかします。
その猫の中からランダムで当たるキーホルダーを買ったところ、
東海道の「草津」を模した「こたつ」猫が当たりました。
ありがとうございます家宝にします。


浮世絵に歴史あり。
伝統は廻り巡り、そして受け継がれていきます。
14周年を迎えるこのティーサロンにてこの今、
長い時を紡ぎながら一つ一つ歴史を作り上げているこの瞬間に、
立たせて頂けているということを噛み締め多大なる感謝を。
Filed under: 櫛方 — 22:00