うるう

あの森に 行っては いけません
うるう という おばけが 出ますから
高い 高い 木の上で
うるう うるう と 泣いている
おばけが 出ますから

ご機嫌麗しゅうございます。
日比野でございます。


冒頭に記した言葉たちは
パフォーミングアーティストで
絵本作家でもある
小林賢太郎様の

「うるうの森」

という作品の一節です。
閏年にだけ舞台が上演されるのですが、今年も拝見しに行く事が叶いました。

森に住む
4年に一度しか歳をとらない
うるう人

街に住む
うるう日に生まれた
普通の男の子

二人が友だちになったなら…

いつも一つだけ足りない、
いつも一つだけ余る。

でもその一つは、
特別な一つなのかもしれません。

全編小林賢太郎様のほぼひとり舞台。
楽曲のほとんどは、
舞台端にいるたったひとりのチェリストが全て奏でます。

今宵は4年に一度の「うるう日」
1年間に、おおよそ6時間ほどズレてしまう暦と地球の誤差を修正する為に存在する日そうでございます。

そんな特別な年を
大切なお嬢様やお坊ちゃまと
過ごせる使用人は幸せ者ですね。

ズレてしまうから
特別な時間が生まれる。

普段の何気ないお時間も
お嬢様やお坊ちゃまと過ごせたなら
それは大切な思い出に変わります。

すれ違うお時間も
心が通いあえた時を幸せに感じるために、あるのかもしれませんね。

そういえば

先日いつもの様に
とある洞窟でカラフルな石を
拾っておりましたら…

見つけてしまったのです。
「秘密の庭」を

目の前に広がる美しい芝生
ローズマリーやラベンダーの香り
バラも少し咲いている様子
少し奥までお散歩しますと、
かわいいウサギたちにも出会えます。

まるでふわふわした夢の世界。
不思議と心まで軽くなってきたような。

お疲れの時や、落ち込んだ時は
秘密の庭へお連れ致しましょう。

お庭への行き方は
使用人たちへ伝えてありますからね。
Filed under: 日比野 — 22:00