Swallowtail of the DEAD

ゾンビが蔓延しましたら、まずは身の安全を確保してくださいませ。

生き残るコツを教えましょう。




STEP1 物分かりが良くないといけません



櫛方「ゾンビがきてます!」



緑川「え? そんなわけないじゃん」



浅葱「なるほど。お屋敷が騒がしいのはそのためか」



緑川「えー、そんなわけ……うわっ、ゾンビーーぎゃあああっ!」



物分かりの悪い人間はパンデミックのヤバさを伝えるための見せしめに死にやすいです。





STEP2 行動あるのみ



櫛方「お屋敷の中にゾンビが……」



司馬「下手に行動しちゃダメだよ。君たちもここに立て籠もるんだ」



浅葱「いえ、お嬢様が心配です。お嬢様のもとに行かねば!」



司馬「それはそうだが、きっと優秀な使用人が護衛しているはずだから大丈夫だろう。……行ってしまったか。ん? な、なぜ部屋の中にーー!」



部屋や自宅に立てこもるとストーリーが進まないという理由で、行動しない人間はすぐに死にます。





STEP3 物音がした時の違い



櫛方「あそこの曲がり角……」



平山「なんだ、チャムハムくんじゃないか」



浅葱「平山さん! 気をつけて!」



平山「ほら、大丈夫だよ。チャムハムくんーーああっ、才木と佐々木がっ! うわぁぁぁ!!」



気のせいか、という安堵は禁物です。





STEP4 夢を語ってはダメです



黒崎「私はきっとお嬢様を見つけ出して、そして安全な場所にお連れするのです。そしていつの日かーーおっと、これはやめときましょう」



櫛方「黒崎さん……」



浅葱「お腹、すきました。お嬢様がお腹空かせていないといいのですが」



櫛方「浅葱さん……」



黒崎「な、なんだこいつはっ! や、やめろーー!!」



櫛方・浅葱「黒崎さーん!!」



夢を語る人間はリアリティを出す演出のために生贄として散ること間違いありません。





STEP5 ピンチの時は



櫛方「ゾンビに囲まれてしまいました……」



隈川「君達はここをまかせたよ。お嬢様のもとへは私が行こう」



浅葱「ここはまかせてください! 浅葱が囮になりましょう」



櫛方「浅葱さん……」



浅葱「櫛方も一緒に行くんだ!」



櫛方「浅葱さん……!」





STEP6 仲間が噛まれた時に



隈川「ぐぅ、痛いよー」



櫛方「う、嘘だ! 隈川さんまで……」



隈川「櫛方くん、ひと思いに……ね?」



櫛方「わ、私には出来ませんっ!!」



隈川「う、う……うがぁぁぁっ!!」



かぷっ



浅葱「この!」



ぽかっ



櫛方「あ、浅葱さん。生きていたのですね」



浅葱「ああ、なんとか生き残れた……けど、少し遅かったみたいだね。ごめん」



櫛方「僕はもうダメです。ひと思いに……お願いします」



浅葱「櫛方……っ!! すまない!」



ぽきっ



浅葱「櫛方……」



なんだかんだピンチの時に残ったやつが生きていることがあります。

そしてパンデミックの世界で情は禁物です。





STEP7 ゾンビを撃退したときに



羽瀬「これで全部ですかね?」



かぷっ



羽瀬「まだゾンビが残ってたなんて!」



べきっ

ごきっ



浅葱「羽瀬も……。ここはもうダメだ。移動しよう」



これで全部、と言うと全部倒せていないことが多いです。





STEP8 後ろから話しかけるのは……。



浅葱「ああ、お嬢様……!」



お嬢様「…………」



浅葱「やっと見つけました。ここまでたくさんの使用人達が犠牲になりましたが、お嬢様が無事なら皆喜ぶことでしょう」



お嬢様「…………」



浅葱「なんで後ろを向いたままなんですか? こっちを、向いてくださいませ! お嬢様!!」



かぷっ





ゾンビの世界で後ろから話しかけてはいけません。







これはゾンビの知識が足りなかった浅葱とお嬢様のifの世界にございます。





もう大丈夫ですね?





STEP9 ゾンビの世界で生き残る知識



櫛方「こちらに近づいてくる大群が……。あれは、何でしょうか?」



浅葱「あれは……ゾンビだね」



櫛方「へーあれがゾンビ。……ゾンビ? このご時世に?」



浅葱「居る時は居るもんだよ。あ、ティーサロン方面に向かっていくね」



櫛方「なるほど、ティーサロンに向かっているのですね」



…………。



櫛方・浅葱「「こうしちゃいられない!」」



我々の前に突如として現れたゾンビの大群!

二人は双眼鏡を投げ捨て、大切なお嬢様をお守りするべく、ティーサロンでの防衛戦線を展開致しました!

けれども、圧倒的な物量で攻めてくるゾンビ達は手強く、撃退するまであと一手が必要です!



ですが、大丈夫でございますね。



お嬢様はすでにゾンビの脅威から生き残るすべを知っているはずです!!



あとは一歩踏み出す勇気でございます。



どうか我々にお力をお貸しくださいませ。





どうか、彼等に最後の一撃を……!



STEP10 一歩踏み出す勇気





浅葱と櫛方がゾンビを追い詰めますので、その手でとどめを刺しましょう。





ティーサロンにて特別なゾンビティーをご用意してお待ちしております。





浅葱にございました。
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