サクラ・サクラ

季節は確実に春に向かっているようです。先日の夜、嘉島は我が家の   
側を歩いていたら、どこからとなく良い香りが漂ってまいりました。
香りを辿っていくと、沈丁花が春を告げるように咲いていました。

もうすぐ、桜の開花の知らせも聞かれる頃ですね。お嬢様方にはいか
がお過ごしですか。まだまだ寒い日がございます。寒暖の差が大きい
時です。くれぐれも気を付けて、ご自愛ください。

嘉島の子供の頃は、桜というと入学式の風景と重なったものですが、
近頃は少し早くなっているようですね。地球温暖化の影響でしょうか。
歳時記の微妙な訂正が必要なようです。もうすぐ桜の季節です。

嘉島は、標準木の一輪、二輪の開花宣言から浮き浮きとした気分が始
まり、三分咲きから五分咲きに掛けては若さの美しさを思い、五分か
ら七分咲きになると、あまりの美しさに亡き人に見せたかったと涙し、

満開を迎えると美のはかなさに思いを馳せ、それからは風よ吹くな!
雨よ降るな!と気を揉み続けて、花吹雪の中に終わり、青葉、若葉が
出てきて、ようやく穏やかな日々に戻る。そんな日々が始まります。

どうやら嘉島には桜好きな日本人のDNAが色濃く残っているようです。
そして、身近な人間を無くしてから、桜がそれまでとは違った見え方
をしてきたことも相まって、年々歳々、桜を心待ちにしております。

また少し前から、今年も桜を見れたという喜びがあることに気が付き
ました。若くて、お元気なお嬢様方には無縁なことを書き連ねてまい
りましたが、桜にはそういう一面もあることをご理解ください。

花が咲くと、東京にはこんなにたくさん桜の木があったのかと驚かさ
れます。年に一度です。お嬢様方も桜色に染まり、思う存分桜を愛で
てくださいませ。
Filed under: 嘉島 — 11:00