そっと見守る。

お嬢様、ご機嫌麗しゅうございます。

瑞沢でございます。


フットマンとしてお給仕をさせていただく様になり、気持ちを入れ替えて、新人の心持ちでお仕えさせていただいております。

早朝に冷え込む事が多い季節ですが、私の目覚めは良く、朝からお嬢様への忠誠心で燃えております。


せっせと、お給仕を行っていると、影山がニヤつきながら声をかけてきました。


「瑞沢さんがいると、なんだか不思議ですね。私は嬉しいんですけど」


私はその時余裕が無く、言葉を返す事が出来なかったのですが、私は今こう思います。


私は!ってなんですか!私は!って。


ですが、同期の影山の照れ笑いを思い出すと、少々むず痒い気持ちになります。


私はこれからもお嬢様に喜んでいただける様、使用人の1人としてお仕えさせていただきます。


影山を見習って、まずは勉強勉強でございますね。
Filed under: 瑞沢 — 16:00