教える事の難しさ

お嬢様ご機嫌麗しゅうございます。
セカンドスチュワードになりお屋敷の事をより考えるようになって参りました。
私は使用人の仲間達の事を家族のように思っております。

父のように慕っている使用人がおりますし、兄弟のように思っている使用人もおります。
使用人一人一人が私の大切で大好きな家族でございます。
そんな家族を守れる立場になれた事は、とても嬉しい事でございます。

上に立つ事で何かを伝えたり教えたりする事が多くなり、その度にこれで良かったのか、もう少しこうした方が良かったのではないかと常に考えております。
時には傷つけてしまっている事もあるだろうなとも思っております。
私は傷つける事を恐れて何も言わなかったりするのは優しさとも違いますし、上に立つ者として違うと思いますので伝えていこうと思っております。

私が初めてフットマンの勉強を教えた杉村に黒崎。この2人はとても良い子に育ってくれたので私は幸せでございます。
杉村はどんな時も笑顔でとても周りを見る事の出来る使用人らしい素敵なフットマンに育ってくれましたし、黒崎は無邪気な所は変わらずに何事にも一生懸命で妥協を許さない真っ直ぐなフットマンに育ってくれました。

私が初めて最初から最後までフットマンの勉強を教えた使用人がおりまして、8月に一緒にカクテルを作る浅葱でございます。
教え子達は皆とても可愛らしゅうございますが、浅葱は少し特別でございます。
今では頼りになる使用人の1人でございます。
一緒にカクテルを作る事が出来るのは楽しみであり幸せな気持ちでいっぱいでございます。


我が子を見守る母の気持ちってこんな感じなのかなと考えながら日誌を綴っておりました。
気付けば長くなってしまいましたのでこの辺で失礼致します。
Filed under: 水瀬 — 15:30