盆栽についてのこと。

ご機嫌麗しうございます
園田です。

前もって申し上げると、
この度は少々、長々と乱筆になるやもしれません。

私、思いがけず纏まって暇を頂戴致しましたので、お許しを頂きお屋敷の外へ足をのばし、
盆栽村まで出掛けて参りました。

私も下手の横好きといった具合で深く詳しい訳ではございませんからこのように申し上げるのも恐縮でございますが。
しかし、だからこそそういった素人目に見ても見事な作品の数々でございました。

また、私が伺った折には嬉しいことに水石、と呼ばれる観賞用の石の展示
がございまして、
そちらも合わせて大変たのしませていただきました。
まるで滝が流れる様を思い起こさせるような滝石でございましたり、
大変綺麗に鮮明な模様をもった菊花石などが美しうございまして印象的でございました。

また主役の盆栽でございますがこちらがさすが、大変壮麗な顔ぶれでございまして、
盆栽におきましては幾つか鑑賞点がございますが私といたしましては中でも神と舎利と申します部分が大変好みでございます、
それぞれ意味合いを同じくしておりまして、生きた木に同居する枯れた部分を表し。
そういった状態の枝を神、幹を舎利と申します。
松柏盆栽をはじめとして紅葉でございましたり
樹形も様々ございました。

中でも推定樹齢1000年の鉢は圧巻でございまして1000年と申しますと途方もないものでございますが舎利がこちらも大変見事で筆舌に尽くしがたい様相でございました。
幹の中心もすでに朽ちているように見受けられほぼ空洞になっており、そういった状態の幹からは想像もつかないような。
ともすれば、実際に目にしていながらも理解が及ばないといった具合に、葉の豊かな緑を枝につけていたのでございます。

また、こちらも舎利に神と、とても綺麗に入った紅葉がございまして、流麗な神から伸びる赤い葉はさながら燃え尽きたはずの灰から不思議に火が立ち昇ってくるような、そういった神秘を感じさせるように思われました。
根の張りも大変しっかりとしておりましてその様子は木と地面があたかも一体であり地面から水のように木がひとりでに湧き上がったかのようでございました。

この場でお目にかけることが叶いませんで大変心惜しうございますがご興味をもっていただけたなら是非ご覧いただきたい次第でございます。

余談ではございますがやはり暑い日柄でございますから私も丁度、大変手練れの蚊に首のちょうど動脈を吸われまして。
ご存知やもしれませんが、
蚊に刺された際の痒みの対処法として50度以上のもので患部を温めますと痒みの原因の成分が分解され痒みを感じずに済みますのでおすすめでございますぜひお試しくださいませ。

事前に申し上げた通り、大変長文になってしまいましたが盆栽の魅力をお伝えしきれては到底おりませんことと存じてございます、
しかしながらこう言ったお話でご興味の幅を広げる助けとさせていただけたならたいへん嬉しうことでございます。
Filed under: 園田 — 10:30