日誌


覚えておいででございましょうか。
先月の「パープルヘイズ」はブドウをメインとしたデザートでございました。
その色から名前がついておりますが、由来はきっとそれだけではございません。


……


9月18日。
伝説的なギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの命日でございます。


この日があったからこそ伊織は先月のデザートに「パープル・ヘイズ」という名前を与えたのではないでしょうか。




ブドウは最古のアルコールでもあるワインに通じ神話をはじめ人類が生み出した多くの文化に影響を与えております。
伊織は豊穣、酩酊、ブドウの神であるデュオニソスをテーマにデザートを言葉で彩っておりました。
私は残念ながら神話でしたり哲学には明るくないので、花と哲学を愛し、有村を慕っていたかわいい後輩がいれば力を借りたかったのですが残念でございます。
さて、彼の力は借りられないのですがディオニソスは先ほど申し上げた通り酒の神でございまして、混沌、不安定なものを想起させるモチーフになることがおおございます。


そして冒頭のジミ・ヘンドリックス。
彼の音楽はサイケデリックロックというジャンルで語られることが多ございます。そして「紫のけむり」は彼の代表曲でございます。
(どれだけ偉大な音楽家かは私よりも乾執事に任せたほうがようございましょう)


お嬢様には決して関わっていただきたくはございませんが、
サイケデリックは簡単にご説明いたしますとLSDを起源に同様の酩酊、陶酔、恍惚を感じられるような音楽の枠組みとでも申しましょうか。


音楽そのものをディオニソス的なものと捉えるべきなのかもしれませんが
先の表現を使うならばサイケデリックは殊更ディオニソス的な要素を孕んだ音楽と申せましょう。




さて。つながってまいりましたね。




秋、ブドウ、紫、紫のけむり、ジミ・ヘンドリックスの命日、ディオニソス、サイケデリック、酩酊……




こういった反骨心の感じられる裏のテーマ。
面白いものでございますね。
Filed under: 大河内 — 21:00