さて。前回は再び鞄を作り始めたきっかけをしたためましたが。今回は少々補足をさせていただきます。

私は手縫いで鞄をつくっておりますが、その一番の理由がミシンがつかえないから、これでございます。。
とてもわかりやすい理由と申せましょう。

実際に手縫い、ミシン縫い、それぞれ長所短所、得手不得手がございますが
ただそれは飽くまで結果でございまして……そこに行き着くまでの距離が恐ろしく違います。

不精者の私としてはやはりミシンを使って手早く仕上げたいと考えてしまいます。
ただ、今回のような分厚い革を趣味で扱う場合はやはり手縫いしかなさそうですが。



ないものねだりからか少々ミシン贔屓になってしまいましたが手縫いのよさもございます。
現在商品として流通している鞄の99,999999……%はマシンメイドでございましょう。
それほど手縫いは需要に価格が一致いたしません。
ただ、個人の職人さんや一部最上級のブランドなどはその技術で鞄を作っております。
やはりそのステッチの美しさ、堅牢さには換えがたい魅力があるのでしょう。
また縫い方とは違うのですがコバ(切断面)の処理もわかりやすくどれだけ手間をかけているのかが出易い箇所でもございますね。
染料、顔料云々、このコバも鞄を語る上では話が長くなる部分の一つでございますのでまた別の機会にいたしましょう。


残念ながら私は所有していないので実物をゆっくり見たことがないのですが
エルメスなどは一部の商品、工程で手縫いをしているそうですね。
一度どのような道具を(特に菱目など)どのように手入れしているのか見てみたいものでございます。

またエルメスは革そのものに関しても面白い話をききます。これもまた機会がございましたら認めることにいたしましょう。
使用人の立場では触れる機会はございませんがあこがれるものではございますね。
Filed under: 大河内 — 22:00