先日お休みを利用して紅茶のテイスティングを行いました。
とは申しましても主役は私ではなく小金井と花菱でございます。
彼らは座学では優秀な成績を収め紅茶の知識は十二分なのですが
実際に口にした経験ががまだ浅く、特にピュアティーの印象がいささかあいまいのようでしたのでそれらをメインに進めました。
オカイティー農園(2nd)、パピヨン、パピリオ、ヴィシュヌ、リオン、アンバー、ラピュータ、ランカー、フォンディエ
計10種類!!!
このように並べてみますと壮観でございますね。
テイスティングのポイントは三つ。
外観、香り、味わい。
これはワインと共通しております。
今回は水色もわかりやすいようにグラスに映してみましたのでご覧くださいませ。
それぞれ色調にも個性がございますね。
味に好みでございますので優劣はないのかもしれませんが
個人的には、やはりパピヨン、ヴィシュヌが抜けておりますね。
(シンブリ農園の春摘みが来る前でしたので現状でしたらそちらも加えて3種でございます!)
パピヨンに関してはやはり高い位置でバランスが良く取れた素晴らしい紅茶でございます。
香りはフルーティさと共にこうばしさが感じられ華やかで
味わいにもダージリンが持っている上品さと夏摘みらしい力強さがいいバランスで感じられます。
タンニンも刺激的でありながら嫌な残り方をしない気品を持っております。
私にとってお屋敷の標準である紅茶と申せましょう。
そしてヴィシュヌ。
個性的なアッサムではございますので好き嫌いは分かれるかもしれませんが上質な茶葉の紅茶であることは間違いございません。
春摘みらしい青っぽい香りにアッサムの柔らかくほっこりとした甘い香り、燻した香りがのって複雑に。
味わいもアッサムらしい丸みのある味ではございますがタンニンがしっかりと感じられボディは強めでございます。
様々の要素をもちそれぞれがしっかり主張してくるところが面白いですね。
作られた、造り手の意思を感じる紅茶でございます。
そして、ラピュータ。ヌワラエリヤでございますが。
こちらのクオリティの高さにも驚きました。
今更ではございますが改めて飲んでみると他のセイロンよりも頭一つぬけている印象がございますね。
ダージリンに比べますと少々華やかさに欠け地味な部分もございますが、
しなやかな芯を感じさせ、最後まで破綻なく飲めるバランスは見事でございます。
この様に新たな発見もあったりと有意義な時間でございましたが……
ご覧の通り。「私が有意義なティータイムを楽しんだ」が正確な表現でございましょうか。
花菱や小金井に何かを教えた記憶は少ないのですが美味しい紅茶を飲んだ記憶は多く残りました!!