老い仕度

酷暑お見舞い申し上げます。ホントに毎日暑いですネ。お嬢様方にはいかがお過ごしでしょうか。訳あって嘉島は、ここのところお屋敷から戻ると自宅で持ち物の整理に明け暮れております。嘉島流の老い仕度です。

そこそこ収納スペースがあるのをいいことに本や書類、CDやDVDビデオ着る物等、物で溢れ、あらためて眺めてみると、長く生きてきたんだなあと変な実感があり、これはいかんと物を減らす決心をした次第です。

まず着る物から始めました。太る前のもので、痩せてまた着ようとした洋服が結構あったのには呆きれてしまいましたが、もらってもらったり、処分したりとスムーズに整理できました。しかし、着物はそうはいきません。

十八の時はじめて母に仕立ててもらった着物が帯や長襦袢、羽織の紐まで一式、いい保存状態で出てきました。ウールですが、若々しい紺色で風合いもなかなかイイ感じです。が、さすがに着られません。

大人になってからつくった着物は、太ってしまった今でも着られるのですが、どうしようか迷いました。亡くなってから大分経ちますが、母の想いにふれた気がして、これは取っておくことにしました。

また羽裏がお洒落な祖父の丈の長い羽織も出てきました。寒い季節、部屋着の上からガウン代わりにはおろうと思います。このように現役で着られないものも、想いや思い出が残り、着物は捨てられませんでした。

そして、着る物の整理が終り、現在は本や書類に埋もれています。読み出してしまったり、今となっては貴重なものが出てきたり、こちらはもっと時間が掛かりそうです。嘉島の老い仕度は当分続きそうです。
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