演奏を振り返り・・・

まだまだ寒い日が続いておりますが、お嬢様、お坊ちゃま、いかがお過ごしでしょうか?

乾でございます。

今回は、カウントダウンパーティーの時に私が演奏した曲についてのお話でございます。

「トルコ行進曲」は前回の日誌でもお話しましたが私が練習曲として良く弾いておりまして遊び心から生まれたアレンジをいたしました。

メロディは原曲に忠実にしリズムをかなり変化させお嬢様方が楽しく聞いていただければと思っておりました。

実際に披露させて頂きましたところ、皆様の手拍子を頂き本当に嬉しいやら勿体無いやらで少々驚いてしまいました。

もう一つ、急遽演奏する事になりました「別れの曲」でございますが私の非常に好きな曲でございます。

正式に言うと”練習曲 作品10-3 ホ長調”。

この「別れの曲」という呼び名が成立するのは日本だけです。

元はショパンの自伝映画の邦題で映画全編を通してこの曲が流れていたために日本では別れの曲として定着したようです。

世界一有名なピアノ曲の一つ?だとも思います。

美しい旋律を誇るこの曲は、作曲したショパン自身が「かつてこれ以上きれいな旋律を作ったことはない」と言った程で、透明感のあるホ長調(Eメジャーでございますね)の旋律は確かに絶品です。

今回はこの曲の一番有名な美しい部分をアレンジしギター1本で弾いてみました。

和音とメロディを同時に奏でるクラシックギターのスタイルでしたが実はCDを聴きながら「こんなもんかな?」って感じで私が勝手に作ったものでございまして正式なものではなく、もちろん譜面等もございません。

何しろ譜面は苦手でございます・・・

それぞれの曲を弾いた後にお嬢様方の暖かく優しい拍手を頂き嬉しゅうございました。

本当にありがとうございました。

また何かの機会でお嬢様方のためにギターを弾く事を許していただければと思います。

ではその日が来る事を祈りながら、お屋敷にてお帰りをお待ちしております。

              -乾-