宝塚歌劇 雪組 東京特別公演 双曲線上のカルテ

お嬢様方暑い夏を元気にお過ごしでいらっしゃいますか、
藤堂でございます。

渡辺淳一 作「無影燈」より脚本・演出 石田昌也の作品
を観てまいりました。雪組の早霧せいなが主役を務めます。
外科医として最高の技術を持ちながらも酒を飲み女性と
数々の浮名を流すフェルナンド(早霧)が真の愛に目覚めて
いくミュージカル。
物語はイタリアに移し、マルメチーノ・メディカル・ホスピ
タルは富裕層の要望に応えた医療サービスを提供する個人
病院、外科医として優れた腕前を持ち大学病院で将来を期待
されたフェルナンドがなぜこの病院で働くようになったのか
謎が・・・・・・
夜勤中に飲酒、女性との遊び、一本気で理想に燃える医師
ランベルト・ヴァレンティーノ(夢乃)、彼に反発して何かと
意見が合わない。院長の娘が危険な男と知りつつフェルナンド
に心を奪われていく看護婦モニカ(星乃あんり)のフェル
ナンドに対する愛!!
少し暗い感じのするミュージカルですが、早霧せいなが悩み
ながら真の医療とは何かを精一杯演じています。不治の病を
隠して医療に専念する医師の役を抑えた演技で・・・
早霧せいなの歌が少ないのは寂しかったですが、役柄から
仕方ないのかも?星乃あんりもその可愛らしさを発揮して
看護婦役を頑張って演じていました。
組み替えの夢乃聖夏も早霧を支え存在感のある演技でこれから
が楽しみです。

ストーリーが未整理で落ち着かない舞台でもありましたが、
青年会館はカーテンコールがあって楽しい部分もありました。

藤堂でした。