ご機嫌麗しゅうございます。
八幡でございます。

今月は私と桐島の抹茶のカクテルをお嬢様にご用意致します。
しっかりとお酒を効かせたカクテルをご用意する予定でございますので是非ご帰宅をお待ちしております。

ただ、まだまだ試行錯誤中でございますので当日のカクテルデーの為にこの後もカクテルの試作をさせていただきます。

そして他にも今月は私の後輩、室井、絢辻のケーキもございます。
私も彼らと一緒にパティシエの作ったケーキを頂きましたがとても美味でございました。

ザッハトルテ、抹茶ケーキ!!!

彼らの想いのこもったケーキを是非召し上がりくださいませ。

ドント・ストップ・ザ・ハ・トルテ

いかがお過ごしでございますか。桐島でございます。

近頃はめっきり寒くなりなかなかの運動日和かと存じます。しかし寒い物は寒い、動くのも億劫でございますね。

実は冬は基礎代謝が1番上がるので運動による効果がとても高いのでございます、なのでめげずにどうか筋トレしてみてくださいませ。

いっぱい運動したらご褒美でございます、それが筋トレを長続きする秘訣でございますよ!

今月ですとザッハトルテがおすすめです。ビターチョコの中にアプリコットの甘酸っぱさ、、やはりデザートの王道はチョコでございますね!美味!室井には褒美をあげなければですね。

ラムレーズンのT2も大変美味でございますよ!お酒とデザートの贅沢の両翼、これを同時に摂取できるなんてなんという幸福でございましょうか!

そのほかにもまだまだ…おっと執務にそろそろ戻らねば、是非ともサロンにてたくさんの幸福を感じてくださいませ。

それではお屋敷でお待ちしてございます。

Cool Japan SAKEism 十一月に寄せて

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
香川でございます。

木々の葉も随分と色づき、目にも鮮やかな季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

おかげさまで10月にご用意致しました月替わり日本酒『玉鋼(たまはがね)』も月末を待たずに完売となり、
選んだ身としてはほっと胸をなでおろした次第でございます。

引き続いて11月にも月替わりのお品をご用意させて頂くこととなりました。
今月は国士無双ブランドを持つ高砂酒造から『旭神威(あさひかむい)』の純米大吟醸でございます。

フルーティーな香りを持ちながら、純米ならではの味わいの奥行きを、氷点下での低温で長期間かけて丁寧に引き出した一品。
10月の玉鋼の雫取りにて感じられた透き通るようなテイストとはまた違ったお味の重なりを感じて頂けるかと存じます。

また11月は、二回目のSAKE dayも催させて頂くこととなり、今回も三品ご用意致しました。

現在日本酒酵母として最も多く使用されている7号酵母の発祥蔵である宮坂醸造から、最高級の真澄夢殿を。

同じく吟醸香を有しておりますが、異なるフレーバーをききわけて頂くべく、紀土大吟醸を。

上記二品とは全く違った方向性のお品も一つ。生もと造り(きもとづくり)を代表する酒蔵、大七から今回は秋ならではの味わい「ひやおろし」を。

お嬢様の食卓に新たな輝きと可能性が加わることを願って。

それではティーサロンにて、お帰りをお待ちしておりますね。

Brunello di Montalcino Annata Biondi Santi 2007

サンジョベーゼ・グロッソ。つまりブルネッロというブドウが持っている

頑強さ、厳しい酸とタンニン。

その個性とひたすら丁寧に向き合い、その中にある美しさと純粋さを引き出したのがビオンディ・サンティでしょう。

このブドウの限界のひとつを表現していると断言できます。

クラシカルなワインで「飲む7時間前に開けるのが作法」などといわれるのですが

実際今回も正体が見え始めたのは4時間経ったあたり。

そして24時間後に完全に開いた状態だったのですが、その様子は素晴らしいの一言です。

私も久しぶりに飲んだのですがあまりの美しさに驚かされました。

瑞々しいバラ、酸味のあるチェリー、柴梅、タバコ、レザー、鉄、血、チョコレート、

香りの量がすさまじく、次々と違う表情を見せることは当然ながら、

私が持っている一番大きいグラスに注いでも溢れ出て空間を満たしてしまいます。

そして口に含めば、それぞれの要素が一体になった透明感のある質感。

「果実をほおばったような味」がクラシカルないいブルネッロの表情だと思うのですが

それは若い時期だけですね、各要素がしっかり溶け込み混然一体となった、

今のタイミングではじめて「グランヴァン」といえましょう。

ただただ酸が美しいです。これこそブルネッロでしょう。

ただそれが柱というわけではなく、そこに柔らかさのある果実味が乗ってくるのは2007らしいところですね。

完全に一体になっていて、中々出会えない滑らかな質感です。

集中力があり輪郭もはっきりとした、エキス感のある「噛める液体」です。

タンニンも当然とても豊富で、飲み進めると積もっていくのですが

非常に質がいい、細かく熟した甘さのあるタンニンです。

のどを落ちた後も口の中や、体の中で力を感じる余韻の長さにワインの格をかんじます。

酸が美しいブドウといえばまずピノノワールが挙がると思いますが

ここまで太いものはありません。厚みと旨みが違います。

しっかり芯が通った透明感という意味ではジュブレイシャンベルタンに近いのかもしれません。

特に特有の旨みを感じる味わいは共通点を感じます。

ただ、たとえ同程度の熱量、エネルギーを凝縮した液体であっても

ブルゴーニュのワインが常に外へ外へと向かうのにたいし、

ビオンディ・サンティは静謐さを湛え、飽くまで自然体でそこにあります。

ずしりと重いようなわけでも、天に向かうような軽やかさを持つわけでもありません。

ただその存在感はしっかりと感じます。

2007はリリース直後にも飲んでいたのですがここまで熟成しているとは思いませんでした。

環境もあるのかもしれませんが、このボトルは早いですね。

私の感覚では、現状でひとつの完成段階にあるように思われます。

待っても古酒の領域に入りそうですので開けてもいいのかもしれません。

誠に。素晴らしいワインでした。

気分が上が(up)るリンゴジュース

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

秋らしくなったかと思えば、気がつくと冬の足音が聴こえ始めました今日この頃。急な冷え込みにお嬢様が風邪をひいたり体調を崩してしていらっしゃらないか、心配でございます。

…え?この時期になると隈川は毎年それを言う、定型文になっていないか?でございますか。

そうは仰いましても毎年心配なものは心配なのですから仕方がございません。

ところで、お嬢様。
ここ数ヶ月に渡りティーサロンにて平日限定で月替りのお飲み物をご用意しておりましたことをご存知でしょうか。

ちなみに今月11月は秋の終わりに美味しい「お屋敷のりんごジュース」でございます。

実を申しますと私、イチジク以外にもリンゴに滅法目がございません。
今回のお品は大変おすすめでございます。

熟した甘みを帯びつつも爽やかなりんごの風味、そこに締まりのあるコクを与える赤葡萄のジュレをグラスの底に沈めて。最後は上から生クリームを乗せる。なんたる甘露!

…ええ、お嬢様、仰る通りでございます。美味しくないわけがございませんね。

こうしてご説明しておりましたらまたいただきたくなってまいりましたね。

…?『また』ということは一人先駆けてもう飲んだのか…?

あ。

いや、えー、そのー…
パ、パティシエがリンゴを好んでいる私に是非試飲をとくださったのです!
折角のご好意を無碍にするのも使用人として、否!紳士道に反するかと存じまして!

ほ、本日はこれにて失礼いたします!

隈川

Waning Moon

秋も深まり、ジビエに舌鼓を打ちたい季節になって参りました。

物心ついた頃にはボーイスカウトに参加していた能見でございます。

お嬢様、如何お過ごしでいらっしゃいますでしょうか。

この季節になりますと毎年のようですが、年の瀬が視野に入ります。

一年間無事に終えられることへの感謝と、どこからともなく来る焦燥感。

悩むほどのことではないですが、襟を正さねばと思うばかりです。

毎年この時期には良い刺激をいただいているような気がします。

さて、話は変わりますがお屋敷にも新酒の情報が入って参りました。

ご存知の通り、『ボジョレー・ヌーヴォー2020』でございます。

お屋敷のワインカーヴにも到着する予定。非常に楽しみです。

新酒が無事に完成したお祝いを、ご一緒にいたしましょうね。

気になる今年のボジョレー・ヌーヴォーの出来でございますが、

生産地ブルゴーニュ地方の安定した天候と適切な降雨量のため、

非常にバランスのとれた仕上がりになっているかと存じます。

2020年ヴィンテージブルゴーニュにも早くも期待値が高まりますね。

私もソムリエとして新酒を見守ってきて早4年目に入ります。

「名前はよく聞くけど、そもそもソムリエとは?」

と疑問が浮かぶお嬢様もいらっしゃるかと存じます。

燕尾服につけたこちらのバッジはご覧になったことはございますか?

「Japan Sommelier Association(日本ソムリエ協会)」通称「J.S.A.」と申します。

こちらのバッジが「日本ソムリエ協会」所属の認定ソムリエの証。

ワインに纏わる資格ということで、葡萄がモチーフでございます。

ワインソムリエ以外にも、資格を持った使用人が沢山おります。

それぞれの持つ様々なお話を、ぜひ聞いてみてくださいね。

能見

ザッハトルテと抹茶のショートケーキ

お嬢様 お坊ちゃま
ご機嫌麗しゅうございます

あっという間に夏が終わってしまいました
若者のすべてを口ずさんでいると
「この時期はその曲だよね」と
櫛方さんに仰いて頂いて
ドキッとした事が初秋の思い出でございましょうか
山岡でございます

これからどんどん寒くなって参りますので
お身体にはくれぐれもご自愛下さいませね
今年は特に乾燥が強い気が致します
加湿器やハンドクリームなどもお忘れなく

さて本日は…音楽の話ではなく
私と歴が近い
2人の使用人のお話をさせて頂く存じます

まずは室井くん

実は彼とは
御屋敷の門を叩いた時期が同じでございまして
フットマンになる為の修行の第一段階として
共に紅茶のお勉強をした間柄でございます
彼はその後ギフトショップにてお給仕を
私はそのままフットマンとしての修行を続けたので
ティーサロン的には
お給仕始めの時期に前後がございますが
私と致しましては同期だと思っております

彼は非常に
誠実や堅実という言葉が似合う男だと
私は感じる事が多くございまして
その芯の強さに
使用人という枠組みを超えて
人として尊敬しております
こんな事は普段恥ずかしくて
なかなか言えない事でございますから
思い切ってこちらにしたためさせて頂きました

そしてもう1人ご紹介差し上げたい使用人は
絢辻でございます

…とは申しましても今彼の事を振り返ってみると
一緒に過ごしている時間が
1番多い使用人でございますので
色んな事がありすぎて
何からご紹介させて頂くべきか
わからなくなってしまいました。。

はっきりと申し上げられる事と致しましては
絢辻の事なら何でも山岡にお尋ねくださいませ
きっと逆もまた然りでございます
と言った所でございましょうか

そんな彼らが
ティーサロンにてお給仕をさせて頂いてから
1シーズンと少しが経ちまして
11月にフットマンケーキを
お出しさせて頂くという事で
私からも微力ながらご紹介させて頂きましょう

前半は室井のザッハトルテでございます
チョコレートケーキの王様とも称されている
お品でございまして
使用人の間ではフリグが合わせやすいのでは
というお話で盛り上がりました
ちなみに室井くんはザッハトルテと同じくらい
チーズケーキも好きだそうでございます
古谷さんと気が合いそうですね
エクストラチーズケーキティーなど。。
わぁ。。妄想が膨らみますね。。

後半は絢辻の抹茶のショートケーキでございます
彼は緑茶や抹茶など
日本茶が好きな使用人でございまして
御屋敷のお茶の中でも
ツイルフォードをよく好んでございます
2人で自身のオリジナルブレンドの
妄想話になった時は
彼のビジョンが非常に明瞭でございまして
素晴らしいなと思わされる日々でございます

2人の記念すべき初フットマンケーキ
お嬢様のお口にきっと合うことかと存じます
是非お楽しみ下さいませね

山岡