2006 ムルソー1er レ・ペリエール アンリボワイヨ

「石切り場」の名前を持つ素晴らしい畑。レ・ペリエール。

グランクリュが存在しないムルソーにおいて、どの生産者も実質的にトップの畑に位置付けています。

白の名手アンリボワイヨの作品。ヴィンテージはお気に入りの2007。

これだけの条件が整っておいしくないわけがありません。

ナッツ、バニラ、熟したレモン、林檎の蜜、洋ナシ、カリン、ミネラル

さすがにしっかりほぐれ、要素は溶け合い、いい熟成の段階にあります。
舌の上に乗るしっかりと重さとコクが感じられる。シャサーニュのようなどこまでも石をなめるようなミネラルが貫かれるわけではなく、肉厚な果実味を覆い輪郭を作るようなバランスでとてもいい。
そして酸味が豊かに感じられる。バランスとしては一番特出しています。
ただ、剛健で逞しく密度の高い、質のいい酸がほぐれて果実味と一体になっているこの形はとても好感がもてます。
余韻も長く、ミネラル感が残ります。

状態に心配がありましたが素晴らしい味わいでした。

何度か日誌にも認めたのですが2007というヴィンテージのすばらしさ。どこまで行ってもレモンっぽさがぬけない、
元来の酸味の硬さもありシャブリのGCを飲んでいるような雰囲気もあります。

07はどの銘柄を飲んでも飲み頃と感じたことが一度もなかったのですが、やっと飲み頃だと思えるものに出会えました。

Cool Japan SAKEism

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
香川でございます。

ティーサロンの門を再び開くことができてから丸二ヶ月が経ちました。
いかがお過ごしでございましょうか。

実は香川は先の自粛期間におきまして、とある酒造が主力商品などを詳しく紹介するオンラインサロンを開催しておったのでございますが、これがまた非常に興味深い内容でとても勉強になりました。

ネット越しでございましたので、こちらはこちらで気ままに杯を傾けながら過ごさせていただきましたので、満足度もなお高いという優れもの。

ん?何かおっしゃりたそうなお顔をされていらっしゃるような気もしないでもないですが、

きっと気のせいですね。

まさに生配信とはこれのこと。

先月の日誌にて、世界に誇るCool Japan文化について触れましたが、
百聞は一見に如かずでございますからね。好奇心旺盛に実践主義に則って参りたいと存じます。

それではお嬢様方におかれましても、ご別宅で過ごされるお時間も豊かなものになさって下さいませね。

ティーサロンにてしっかりフィードバックしていただくこともお忘れなく。
お早いお帰りをお待ちしております。

青汁のその先へ

皆様、ご機嫌麗しゅう。
吉川でございます。

以前に青汁を飲み始めたというお話をさせていただきましたが、ついに最終進化とも言える飲み方にたどり着きました。
甘くない大麦若葉の青汁に、レモン味のBCAAをミックスした、通称「レモン青汁」です。

BCAAとは何かというと、筋トレ民にとってはプロテインと同様にお馴染みの必須アミノ酸で、筋肉の減少を防ぎ疲労回復に役立つ魔法の粉末です。
プロテインよりは飲みやすく作られているのですが、いかんせん人口甘味料によって甘すぎることが多く、飲むのに難儀しておりました。
そこで目を付けたのが青汁の自然由来の苦さ、青臭さです。
これが見事にベストマッチ!
映画『貞子vs伽椰子』で「化け物には化け物をぶつけるんだよ!」と言っていたように、甘味と苦味の化け物同士をぶつけてみたら、 化学と自然が相殺しあい、台湾で飲んだ翡翠檸檬茶(レモン緑茶)を彷彿とさせる激ウマドリンクに生まれ変わったのです。

余談ですがこの翡翠檸檬茶、初めて飲んだ時はその鮮烈さに驚き、「これは日本で流行る!」と思ったものですが、その気配はありませんでした。
夜市の屋台で買った台湾シフォンケーキはブームの兆しを見せているのですが……。

ただこのレモン青汁には弱点がありまして、青汁がほとんど水に溶けず沈澱してしまうため、飲むたびにシェイクしなければならないのです。
私は飲み終わった炭酸水の500mlペットボトルの口に漏斗を差し込み、BCAAと青汁と水を入れ、蓋をしてガシャガシャ混ぜながら飲み、飲み終わったらペットボトルを捨てるというサイクルを繰り返しています。
今年の夏はこのオリジナル健康サポート飲料で乗り切ることにいたします。

影山でございます。

以前よりも自室にいる時間が増えた事もあり、

縦積みだった文庫本をようやく全て読破致しました。

そういえば伊織に

わたくしがカバー買いした本を貸しておりますが、
読み終えたら是非感想を聞きたいものでございます。

わたくしは読む作者が偏ってしまう傾向がございますので、

読んだ事のない作者や

久しぶりのカバー買いもしてみようかなと考えてございます。

お嬢様、

もし何かオススメの本がございましたら、
是非ティーサロンにてお聞かせ下さいませ。

アイス

ご機嫌麗しゅうございます、お嬢様。
隈川でございます。

お嬢様は「あたたかい」と「つめたい」どちらがお好みでしょうか。

何の話?
と思われたかもしれませんが、特に何というわけでなく感覚的なお話でございます。

暖色と寒色
お鍋と素麺
ホットティーとアイスティー
微笑みと冷笑

私は大体の好みが冷たいものに寄っております。
季節は夏が好きですが、それすらも暑い方がより心地よく冷たさを堪能できるからなのではないかと最近気がつきました。

好みの環境と嗜好は相反するものなのかもしれませんね。

そんな私は今ひんやり冷やしたお部屋でひんやりアイスをいただいております。

…え?言っていることとやっていることが矛盾している?
いや、えー…この涼やかな部屋を心地よく感じるのも、暑い夏のおかげということでございます!

今年の夏も素敵な冷たいものを沢山集めたいと思います。突き詰めたいと思います。つめたいとおもいます。

…タイトルでフットマンアイスのお話かと思わせつつ全然関係のないお話で申し訳ございませんでした。こちらも宜しければ是非召し上がってくださいませ。

隈川